立ち直る余力

前回の記事に続きます。


スミオくん・・・

どこに行っちゃったんだろう・・・

心当たりを捜してみても、見付からない。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デブシロ（年齢不明♂）

ジャムくんたちの見張りが厳重なので、
たぶん、うちには、もう来ないと思う。

それに、私がスミオくんに、ごはんをあげていた場所は、
ここではなく、倉庫だったのだから、





ここに来たのは、「帰って来たよ」と、
伝えたかったからかも知れない。

だけど、あんなに何も食べられない様子では、
水さえも、飲めないのでは？

そしたら、衰弱も、どんどん進んでしまって、
どこかに、潜り込んで、動けなくなっているのでは？

心配と不安が、どんどん大きくなって、
だからって、どうしたら良いのか、分からなくって、

頭がゴチャゴチャして、トンチンカンな動きばかりして、
ため息ばかりついていたところに、

倉庫の隣の家のご主人から、電話があって、

スミオくん、来てるよ！

と、教えてくれたので、急いで、行ってみたら、




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スミオくん（８歳♂）

急いで、逃げようとして(-_-;)

少し、その場で、固まっていたけれど、
裏の方向に逃げて行ってしまった(T_T)

もともと、警戒心の強い子だったけど、体の異変に気付いて、
余計に敏感になってしまっているのだと思う。

逃げて行った裏の方向には、もう１軒、スミオくんに、
ごはんをあげていてくれていた、Ｈさん宅があるので、

スミオくんが来ているのか、
ごはんを食べているのか、聞きに行ってみたら、

ご主人が出てきてくれて、

あ～、あの年寄りの猫？
何回か、来ているけれど、何を出しても何も食べない。

やっぱり・・・皆、答えは同じ(>_<)





倉庫が、更地になっていなければ、
きっと、あの、ボロ家の中に居るはずなのに・・・(T_T)

暫くしてから、Ｈさんの奥さんが、お店に来てくれて、

さっき、来たわよ！　食べたわよ！
ちゅ～る１本と、小さいパウチ１個！




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　グレー（年齢不明♂）

いつも、グレーが入り浸りなのに、
たまたま、居なかったから、急いで食べてたわよ！

吐き出しもせず、痛がりもせず、食べていたそうなので、
どこかで少し休んで、痛みを克服できたのかも知れない。

だったら、まだ、スミオくんには、立ち直る余力がある！





いつも、元気で大食いだった、懐かしい日々・・・

あの頃に戻りたいから、帰って来たの？

ご近所２軒に、協力して頂いて、出来る限りの事をやってみます。




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